いちごの自然栽培に挑戦する富いちご様とのいちごジャムのパッケージ制作
観光名所として有名な滝や公園など自然の美しさを楽しむことができる、魅力いっぱいの箕面市。そんな箕面市でオーガニックのいちごを栽培されている富いちご様から、パッケージ制作のご依頼をいただきました。
富いちご様は、自然栽培にこだわり、無農薬・無肥料でいちごを栽培されています。生産者の坂東さまと、いちごジャムのパッケージを制作させていただきました。本日は商品とパッケージに込められた思いやこだわりについて、坂東さまにお話を伺いました。
高級感を感じるパッケージを作るために
ーまずは、パッケージ制作を弊社にご依頼してくださったきっかけを教えてください。
坂東様:今回制作していただいたパッケージは大阪万博で販売するジャムのパッケージでした。万博での販売は自然栽培のいちご農家が箕面市にある!と、世界中の人たちに箕面市をアピールする絶好の機会だと思っています。
ジャムの容器はお土産として持ち帰りやすいようにパウチにしました。ただ、パウチだけだと安っぽく見えてしまうんですよね。既製品の箱も検討しましたがイメージに合わず…それでご相談しました。
パッケージの制作では、坂東様と打ち合わせをして、よりギフトらしい形状にするため蓋身の形状にしました。また、高級感を感じてもらえるように厚みのある設計素材を選びました。
色味は熟したいちごの赤と、食品らしく清潔感のある白を選定し、ご採用いただきました。オーガニックな印象を持たせるためロゴマークは金や銀の箔押しではなく、型押しで凹凸をつけて控えめに仕上げています。
何度かサンプルを作り見てもらいながら、形状や色味など坂東様が納得するものを一緒に作らせていただきました。
ーパッケージが出来上がって、手に取った感想はいかがですか?
坂東様:このようなパッケージを作ることでお客様に商品が適正な価格だと感じてもらうことができ、お客様にも満足感を感じてもらえるのだと思います。段ボールで作ったことが、自然栽培とのイメージとマッチしてよかったです。パッケージが思いを伝えるためのツールとなり、付加価値がついたと感じています!
環境負荷の少ない いちごの自然栽培への挑戦
ー富いちごさまのこだわりや他の農家さんとの違いについて教えてください。
坂東様:やはり一番の違いは無農薬・無肥料の自然栽培をしているということ。現代の農業は環境問題と繋がりがあることが指摘されています。過剰な農薬や肥料の投与、ビニールハウスでの栽培は特に、暖房やLEDライトを使うため、環境への負荷があるとされています。私は環境にも人にも優しい食材を作りたいという思いがあり、いちごの自然栽培を始めました。
実際にいちごを食べさせていただきましたが、とっても美味しい!いちごの味がぎゅっと凝縮されています。
坂東様:このいちごハウスでは、暖房やライトで無理やり栽培することはありません。あくまでも自然の温度の中で強く生きられるような農法で育てています。そうすることで自然本来の甘み、うまみが出て、美味しいいちごになります。
スタートは農業と地域を活性化させたい!という思いから
ーなぜいちごの自然栽培を始めようと思ったのでしょうか?
坂東様:実はいちごにこだわりがあったわけではないんです。
自然栽培をするにあたって、一番農薬を使い、自然栽培が難しいとされている食物を育てて成功させることが目的でした。そうすることで自然栽培が難しいというイメージの払拭にもなるし、自分の活動が箕面市の活性化につながれば良いなと思って始めました。
それに、いちごはブランディングがしやすいんです。大人から子供まで好きな方が多いですし、「オーガニックのいちご」は消費者に認めてもらいやすく、加工の可能性もビジネスの可能性も広いんですよね。
とっても難しいことに挑戦されながら、坂東さまは終始楽しそうにお話ししてくださりました。
ー今後は富いちご様のブランドをどのように展開されますか?
坂東様:収穫を広げながら農業、自然栽培でも稼げることを証明する!これが目標です。富いちごが成功することで、若い人たちに希望を持たせることができたり、自然栽培で農業をする人たちが増えるといいな、と思っています。
今は箕面市の学校にオーガニック給食を提供したり、万博に向けて商品開発など様々な取り組みを行っています!今後も富いちごを広めるため、様々な活動に取り組んでまいります!
本日は、パッケージの制作をお手伝いさせていただいた、富いちご様の思いとパッケージ制作についてご紹介をさせていただきました。モノモコトモでは、お客様とじっくりヒアリングし、商品に込めた思いやこだわりが感じられるパッケージを制作します。お電話・メールにてお気軽にご相談ください。
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